お酒の知識

『知って納得!!』
ウィスキーの知識@ ウィスキーの原酒
一般的に原酒といわれるものとして「モルトウィスキー」と「グレーンウィスキー」がある。
●モルトウィスキー
原料に大麦麦芽(モルト)だけを使い、単式蒸留機(ポットスチル)で蒸留したもの。
個性の強い味と、豊かな香りが特徴。
●グレーンウィスキー
とうもろこし・小麦など未発芽の穀類を蒸煮し、そこに麦芽を加えて糖化した後、酵母を加えて発酵、連続式蒸留機で蒸留したもの。香味の軽い仕上がりが特徴。

そして、複数のモルトウィスキーとグレーンウィスキーをブレンドしたものを「ブレンデッドウィスキー」といい、世界で飲まれているウィスキーの大半は、このブレンデッドなのだ!!


ウィスキーの知識A 世界の五大ウィスキー
スコッチ・アイリッシュ・バーボン(アメリカン)・カナディアン・ジャパニーズなどが世界の主要なウィスキー。
本家のスコッチ・アイリッシュ・ワールドマーケットを持つバーボンはもちろんのこと、日本のウィスキーも生産量・品質の両面で国際的評価は高まりつつある。
●スコッチ・ウィスキー
スコッチは、ブレンドタイプとシングルモルトの2タイプに分けられる。
現在市販されているスコッチの多くは、ブレンデッドウィスキーで15〜50種類のモルトウィスキーと数種類のグレーンウィスキーヲブレンドしてつくられる。
●アイリッシュ・ウィスキー
ウィスキー発祥の地を自認するアイリッシュ・ウィスキー。
現在の生産規模はスコッチに及ばないものの、伝統ある製法は、スコッチやバーボンウィスキーにも大きな影響を与えている。
●バーボン・ウィスキー
米国ケンタッキー州の地名に由来するバーボン・ウィスキーは開拓者たちによって17世紀の終わり頃から造られるようになったという。原料に、とうもろこし・大麦・ライ麦など使用する。(とうもろこし51%以上80%未満を使用)
●カナディアン・ウィスキー
ライ麦を主原料とした「フレーバーリングウィスキー」、とうもろこしを主原料とした「ベースウィスキー」をブレンドしてつくるブレンデッド・ウィスキー。
ライ麦の華やかな香りと軽やかな口当たりが特徴。
●ジャパニーズ・ウィスキー
スコッチ・ウィスキーを基礎とするジャパニーズ・ウィスキーは、日本人の繊細な味覚を基準に急速に発展したといわれる。
現在では、ジャパニーズ・ウィスキーの品質が確立され世界中から評価されている。